| 2.コレステロールは必要?

細胞膜を作る上で重要な材料であり、脂肪の消化に必要な「胆汁酸」や、「性ホルモン」の原料にもなっています。また、コレステロール値が低くなると血管が破れやすくなったり、免疫力が低下するなど、病気にかかりにくくするためにも、一役買っているのです。乳児用の粉ミルクには、わざわざコレステロールが加えられいるように、人間には必要なものです。

●細胞膜の構成成分の1つであるので、コレステロールが少なすぎると細胞が壊れやすくなり、
病気に対する抵抗力が弱くなり、貧血が起こりやすくなる。
●脳の神経繊維を守る神経鞘の成分として、きわめて重要な役割をしている。
●女性ホルモンや副腎皮質ホルモンの材料として、重要な役割をしている。
●ビタミンDの原料となる。
コレステロールが少ないと、「セロトニン」と呼ばれる脳内物質が少なくなります。この「セロトニン」は、心の不安をなくし、希望を持たせる脳内物質であり、このため、コレステロールが少ないと問題が出てくると考えられています。
このため、コレステロール値が低いと、精神的に不安定で暴力行為を起こしやすく、
鬱(うつ)状態になりやすいといわれています。
フィンランドのビルクネン博士が、犯罪者とコレステロール値の関係について研究していて、その研究結果によると、
| コレステロール値 高い↑ |
知能的犯罪 |
| コレステロール値 低い↓ |
暴力的犯罪 |
コレステロール値が低い人には、殺人、暴行などの暴力的犯罪者が多く、逆にコレステロール値が高い人には、詐欺、偽造など知能犯が多い、というおもしろい結果が出ていたりします。

この飽食の時代、 コレステロール値を気にするのは当たり前、摂取してはならないものに思われがちなコレステロールですが、実際には「高脂血症」などの方を除く健康な人であれば神経質になる必要はないと言われています。
HDLコレステロールが低すぎて40mg/dl未満の場合は、治療が必要な場合もあるのです。
総コレステロール、LDLコレステロールについて、これより少々高いからといっても、すぐに心配することはありません。
食物から摂取するコレステロールについては、人により感受性の違いもあるため、
専門家の医師に相談して判断を仰ぐことが重要です。
血中脂質項目
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正常な範囲 |
異常 |
総コレステロール
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150〜240mg/dl未満 |
240mg/dl以上だと
高コレステロール血症 |
LDLコレステロール
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70〜140mg/dl未満 |
140mg/dl以上だと
高LDLコレステロール血症 |
HDLコレステロール
|
40mg/dl以上 |
40mg/dl未満だと
低HDLコレステロール血症 |
| 中性脂肪 |
50〜150mg/dl未満 |
150mg/dl以上だと
高中性脂肪血症 |
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